Another HTML-lint 結果の解説

目次 
点数について    Another HTML-lint について
エラーについて     ゲートウェイサーヴィス
アクセス性について      簡易ゲートウェイ
おまけ      
             作者にビールをおごる

lints / visits / since Jan 6, 1998


アクセス性について

WAI Content Accessibility Guidelines 1.0(J) は、1999/05/05に勧告されました。この文書には、アクセス性チェックの具体的な方法を述べた Techniques for Web Content Accessibility Guidelines(J) という文書が付属しているので、こちらも参考にしてください。

チェックの指針には次のような優先度が設けられています。

[優先度1]
守らなければならない(must)事項。これを守らないと、文書内容にアクセスできないことがある。
[優先度2]
守るべき(should)事項。これを守らないと、文書内容へのアクセスが困難になることがある。
[優先度3]
守った方がよい(may)事項。これを守れば、より多くの人々が恩恵を被ることができる。

Web Accessibility Initiative (WAI) では、これらの指針に対しての文書の適合度を次のように定義しています。

A
優先度1をすべて満たしている文書。
AA
ダブルA。優先度1~2をすべて満たしている文書。
AAA
トリプルA。優先度1~3のすべての要件を満たしている文書。

この勧告文書は、その名のとおり、HTML文書の内容に関する指針なので、文法をチェックする Another HTML-lint とは守備範囲が異なります。そのため、Another HTML-lint では、ここに書かれている指針の多くをチェックすることができません。つまり、Another HTML-lint がこの適合度を示すことはできません。チェックリスト(J)で実際にチェックしてみるといいでしょう。

ここでは、この勧告文書の内容アクセス指針チェック項目に対して、Another HTML-lint がどのようなチェックに対応しているのかを、各チェック項目に対して示します (上手に訳せてないものあり:-)。より詳しいチェックの内容については、勧告文書(J)を参照してください。

指針 1. 非テキスト要素の代替手段を用意すること

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1.1 音声や画像などの非テキスト要素に等価なテキストを用意する [優先度1]
この指針には、 などが相当します。ALTの指定に関しては、<IMG> 以外に対してもチェックされます。指針では、ALTで不足する場合はLONGDESCなどを使うよう示されていますが、何をもってALTでは不足だと判断するのかがわからないので、そこまではチェックできていません。イメージマップの<A>と<MAP>の連携もチェックできていません。
1.2 サーバサイドイメージマップにテキストによるリンクを用意する [優先度1]
チェックできていません。
1.3 視覚的内容には音声ガイドを用意する [優先度1]
チェックできません。
1.4 動画やアニメーションなどには等価な代替テキストを用意する [優先度1]
チェックできていません。
1.5 クライアントサイドイメージマップに等価な代替テキストを用意する [優先度3]
チェックできていません。

指針 2. 色彩には非依存であること

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2.1 色なしでも情報が得られること [優先度1]
チェックできていません。
2.2 前景と背景に十分なコントラストを持たせる [優先度2~3]
この指針には、 などが相当しますが、これらは主に<BODY>からみですし、コントラストの具合まで細かく見ることはできません。

指針 3. マークアップとスタイルシートを正しく使うこと

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3.1 可能ならば画像を用いずにマークアップする [優先度2]
チェックできていません。
3.2 正式な文法に則る [優先度2]
この指針は、Another HTML-lint の目的そのものです。強いて挙げれば、 などが相当します。
3.3 体裁のためにはスタイルシートを利用する [優先度2]
この指針には、 などが相当します。
3.4 属性やスタイルシートの値には相対値を用いる [優先度2]
チェックできていません。
3.5 文書構造を見出し要素を用いて表現する [優先度2]
間接的には が相当しますが、直接的にこの指針をチェックすることはできません。
3.6 リスト要素はリスト構造に用いる [優先度2]
チェックできていません。
3.7 引用を字下げなどの手段に用いない [優先度2]
チェックできていません。

指針 4. 自然言語を明示すること

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4.1 文章中の言語の変化を明示する [優先度1]
この指針には、 などが相当すると言えなくもないです。
4.2 省略語や頭文字の語源を明示する [優先度3]
この指針には、 が相当します。
4.3 基本の言語を明示する [優先度3]
この指針には、 が相当します。

指針 5. テーブルは非テーブルとしてもうまく理解できるように

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5.1 データ表では行と見出しが識別できるようにする [優先度1]
チェックできていません。
5.2 データ部と見出し部の関係付けに配慮する [優先度1]
チェックできていません。
5.3 ベタ読みして意味不明になるようなテーブルはレイアウトのために利用しない [優先度2]
チェックできていません。
5.4 レイアウトのためのテーブルでは見た目の書式化を行なわない [優先度2]
チェックできていません。<TH>がテーブル内で上端とか左端とかに位置することをチェックすることは可能ですが、それがこの指針の意図を表わしているのか、いまいち自信がありません。
5.5 テーブルの要約を用意する [優先度3]
この指針には、 が相当します。<CAPTION> の利用も薦められていますが、チェックしていません。
5.6 見出しラベルの略語を用意する [優先度3]
この指針には、 が相当します。

指針 6. 最新技術を用いるときはそうでない場合でもアクセスできるようにすること

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6.1 スタイルシートがなくても読めるようにする [優先度1]
チェックできていません。
6.2 動的な内容が更新されたとき、それと同じものは同期する [優先度1]
この指針には、 が相当します。
6.3 スクリプトやアプレットなどが動作できなくてもページが利用できるようにする [優先度1]
この指針には、 などが相当します。
6.4 スクリプトやアプレットなどのイベント処理は入力装置に依存しない [優先度2]
この指針には、 などが相当します。
6.5 動的な内容と等価な代替ページを用意する [優先度2]
この指針には、 などが相当します。

指針 7. 動きのある内容は制御可能であること

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7.1 画面をちらつかせない [優先度1]
この指針には、 が相当します。これは、<BLINK>や<MARQUEE>といったタグの使用を制限します。
7.2 点滅する内容は避ける [優先度2]
この指針には、 が相当します。これは、<BLINK>や<MARQUEE>といったタグの使用を制限します。
7.3 ページ内に利用者の制御できない動くものを置かない [優先度2]
チェックできません。
7.4 周期的な自動更新は行なわない [優先度2]
この指針には、 が相当します。
7.5 自動的に他のページに移動しない [優先度2]
この指針には、 が相当します。

指針 8. ユーザインタフェースのアクセス性を確保すること

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8.1 スクリプトやアプレットなどのプログラム要素には直接アクセスできること [優先度1~2]
チェックできていません。

指針 9. デバイス非依存であること

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9.1 なるべくサーバサイドイメージマップでなくクライアントサイドイメージマップを使う [優先度1]
この指針には、 が相当します。
9.2 固有のインタフェースを持つ要素はデバイスに依存せずに操作できること [優先度2]
チェックできていません。
9.3 スクリプトではデバイスに依存したイベントでなく論理的イベントを処理すること [優先度2]
チェックできていません。
9.4 リンクや入力フォーム、オブジェクトにタブ順序を設定する [優先度3]
この指針には、 が相当します。
9.5 重要なリンクや入力フォームにはキーボードショートカットを設定する [優先度3]
この指針には、 が相当します。

指針 10. 暫定的な解決策を用意すること

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10.1 無断で新しいウィンドウを表示したり、現在のウィンドウを変更したりしない [優先度2]
チェックできていません。
10.2 ラベルとフォームの関係付けが明確に行なえないときは、ラベルを適切に配置すること [優先度2]
この指針には、 などが相当すると言えなくもないですが、指針の意図はちょっと違います。
10.3 テーブルを利用したような横に並んだテキストに対しては、べた書きのテキストを別途用意する [優先度3]
チェックできません。
10.4 エディットボックスやテキストエリアには初期文字列を入れておく [優先度3]
この指針には、 が相当します。
10.5 リンクとリンクの間は印字可能な文字で区切る [優先度3]
この指針には、 が相当します。

指針 11. W3Cの技術と指針を利用すること

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11.1 できるだけ最新のW3Cの仕様に従う [優先度2]
チェックできません。
11.2 破棄される予定の技術は避ける [優先度2]
この指針には、 などが相当します。
11.3 文書の情報を利用者に提供する [優先度3]
チェックできていません。
11.4 どうしてもアクセスし易くならないときは、等価な内容を持ち、元の文書と同期して更新される代替ページを用意する [優先度1]
チェックできません。

指針 12. 文脈と方向性の情報を提供すること

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12.1 各フレームにタイトルを付ける [優先度1]
この指針には、 が相当します。
12.2 タイトルだけで不足ならフレームの相互関係を説明する [優先度2]
チェックできていません。
12.3 大きな情報はブロック化する [優先度2]
チェックできていません。
12.4 ラベルの目的を明確にする [優先度2]
この指針には、 などが相当します。

指針 13. ナヴィゲーション機構を提供すること

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13.1 各リンクの目標を明確にする [優先度2]
この指針には、 などが相当します。
13.2 メタデータを利用してページやサイトに意味付けをする [優先度2]
この指針には、<TITLE> や <ADDRESS> の利用の薦めが含まれています。前者は必須要素なので として警告されますが、後者はチェックしていません。
13.3 サイトの構造の情報を提供する [優先度2]
チェックできません。
13.4 ナヴィゲーション機構を用意する [優先度2]
この指針には、 などが相当します。
13.5 ナヴィゲーション機構のためにナヴィゲーションバーを用意する [優先度3]
チェックできません。
13.6 関係するリンクをグループ化し、そのグループを迂回できるようにする [優先度3]
チェックできていません。
13.7 検索機能を提供するなら異なるスキルに対応すること [優先度3]
チェックできません。
13.8 見出し、パラグラフ、リストの先頭にはそれぞれ異なる情報を置く [優先度3]
チェックできません。
13.9 文書のまとまりに対して情報を提供する [優先度3]
チェックできません。
13.10 複数行に渡るASCIIアートを飛び越えられるようにする [優先度3]
チェックできません。

指針 14. 文書は簡潔明瞭であること

top
14.1 サイトの内容には簡潔明瞭なことばを使う [優先度1]
チェックできません。
14.2 画像や音声に補足テキストを用意し、ページの把握を容易にする [優先度3]
指針 1. のチェックと同等なチェックしかできません。
14.3 ページ間の表現の方法を統一する [優先度3]
チェックできません。

top


Updated: Jan 10, 2011
Created: Jun 04, 1999

みんなでねっと! 2015/03/05